皮膚科の看護師のキャリアパス

皮膚科で経験を積んだ看護師が、これからのキャリアパスをどうするかと悩んでしまうことは多い。
そのまま皮膚科で働き続けるのも良いが、ほかの診療科で力を発揮できないかと考える人もいるだろう。あるいは、同じ職場にとどまらずにもっと経験を活かして活躍できるようになりたいと考える場合もある。
このようにキャリアパスを考えるようになったら、どんな仕事がしたいのかをできるだけ具体的にイメージすることが大事だ。

まず、皮膚科でキャリアアップしていくという道が典型例として挙げられる。より高度な治療を行う現場で働き、十分な知識と経験を持っているからこそできる看護を行って活躍していくのが選択肢の一つだ。
大病院や大学病院に移ることができれば、その機会に恵まれるようになる。勉強をする機会も豊富に与えられていることが多く、自分自身を成長させやすい環境が手に入るのも魅力だ。

一方、診療科を変えてみようという場合、美容皮膚科も候補の一つとして挙げられる。保険適用外で美容目的の診療をしているのが美容皮膚科の特徴で、ニーズが高まっている診療科だ。その現場で治療の補助やカウンセリングなどをして働くのも大きなやりがいがあるだろう。
また、皮膚科での経験を活かしやすい診療科として、小児科も挙げられる。小児は皮膚が弱い人も多く、皮膚の病気になるケースが多いためだ。成人とは病気の傾向にも違いがあるので学び直す必要があるが、スキルアップをすればスムーズに活躍できるようになる可能性が高い。